例えば安全上の理由などからスプリングバックを希望しない場合は引っ張り方向に剛性ロックが使用されます。ロック後に非常に大きな力の負荷がかかっているが圧縮は許されない軽いアプリケーションの場合は押し方向に剛性のロックがお勧めです。
| 型式 | HY1 | HY3 | HY4 | HY6 | VOB18-1 |
|---|---|---|---|---|---|
| バルブ作動 | ピストンロッド側 | チューブ側 | |||
| チューブ | Ø 22 mm | Ø 28 mm | Ø 28 mm | Ø 27 mm | Ø 28 mm |
| 引っ張り方向にロック： 剛性（最大） | 最大 3 500 N | 最大 7 000 N | 4.8 x F1 最大 7 000 N | 1.6 x F1 最大 1 200 | 1.5 x F1 |
| 押し方向にロック： 剛性（最大） | 3.6 x F1 最大 6 500 N | 5.8 x F1 最大 10 000 N | 最大 10 000 N | 最大 1 200 N | 最大 3 000 N |
| 特徴 | 小さなチューブ径で引っ張り方向に最大のロック | 引っ張り方向に最大のロック | 押し方向に最大のロック | わずかな伸張力で特別に大きなストローク | 中程度のストロークで特別に短い構造 |
この両方のモデルは圧力チューブの直径だけが異なります。オイル室の配置により、引っ張り方向のロックは充填力に関係なく、機械の負荷限度まで剛性です。押し方向のロックは充填力によって決まる限度を超えるまで剛性のままなので、分離ピストンはガス室の方向に動きます。
チューブ断面とピストンロッド断面の関係により、ロック機能付きガススプリングHY1の場合は限度が力F1の3.6倍、ロック機能付きガススプリングHY3の場合は力F1の5.8倍です。これによって、追加で取り付けられた負荷/ウェイトに対して剛性ロックが必要とされ、ガススプリングと並行してもう一つの力蓄積器が使用される用途が可能です。剛性ロックの上述の限度はアプリケーションの載貨重量に対する負荷の比率に対応しています。
| 仕様 | HY1 | HY3 |
|---|---|---|
| ロック | 引っ張り方向に剛性 | 引っ張り方向に剛性 |
| 押し方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 3.6 x F1 / 6 500 N | 5.8 x F1 / 10 000 N |
| 引っ張り方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 3 500 N | 7 000 N |
| チューブ径 | 22 mm | 28 mm |
| ピストンロッド径 | 10 mm | 10 mm |
| 最小設置長さ（アイレットを除く） | 2.6 x ストローク + 76 mm | 2.4 x ストローク + 76 mm |
| ストロークC | 10 - 300 mm | 10 - 450 mm |
| 伸張力F1 | 80 - 800 N | 80 - 1 000 N |
| 比率 (F2/F1) | < 1.6 | < 1.5 |
| リリース力 | 0.25 x F1 N | 0.25 x F1 N |
| リリース移動距離（短） | 最大0.5 mm | 最大0.5 mm |
| リリース移動距離（普通） | 2.5 ≤ x ≤ 3.5 mm | 2.5 ≤ x ≤ 3.5 mm |
| 推奨設置位置 | 任意 | 任意 |
| 使用温度 | -20°C ～ +60°C | -20°C ～ +60°C |
| 保管温度 | -20°C ～ +80°C | -20°C ～ +80°C |
| 可能な特殊機能 | ||
| EasySwitch ES | x | x |
| TimeReset TR | x | |
| OverRide OR | ||
| ComfortReleaseLow CL | x | x |
オイル室の配置により、押し方向のロックは充填力に関係なく、機械の負荷限度まで剛性です。引っ張り方向のロックは充填力によって決まる限度を超えるまで剛性のままなので、分離ピストンはガス室の方向に動きます。チューブ断面とピストンロッド断面の関係により、ロック機能付きガススプリングHY4の場合は限度が力F1の4.8倍です。
これによって、追加で取り付けられた負荷/ウェイトに対して押し方向に極度の剛性ロックが必要とされる用途が可能です。引っ張り方向では剛性ロックの上述の限度はアプリケーションの載貨重量に対する負荷の比率に対応しています。
| 仕様 | HY4 | |
|---|---|---|
| ロック | 押し方向に剛性 | |
| 押し方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 10 000 N | |
| 引っ張り方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 4.8 x F1 / 7 000 N | |
| チューブ径 | 28 mm | |
| ピストンロッド径 | 10 mm | |
| 最小設置長さ（アイレットを除く） | 2.6 x ストローク + 85 mm | |
| ストロークC | 10 - 300 mm | |
| 伸張力F1 | 80 - 1 000 N | |
| 比率 (F2/F1) | < 1.6 | |
| リリース力 | 0.25 x F1 N | |
| リリース移動距離（短） | < 0.5 mm | |
| リリース移動距離（普通） | 2.5 ≤ x ≤ 3.5 mm | |
| 推奨設置位置 | ピストンロッド下向き | |
| 使用温度 | -20°C ～ +60°C | |
| 保管温度 | -20°C ～ +80°C | |
| 可能な特殊機能 | ||
| EasySwitch ES | x | |
| TimeReset TR | x | |
| OverRide OR | - | |
| ComfortReleaseLow CL | x | |
オイル室の配置により、押し方向のロックは充填力に関係なく、機械の負荷限度まで剛性です。特殊な2チューブ構造により、長いストロークで力の増加が特別に少なくなります。これによって、短い構造で極度に長いスクロールを必要としながら、力に関係なく、押し方向に剛性ロックが必要とされる用途が可能です。
| 仕様 | HY6 | |
|---|---|---|
| ロック | 押し方向に剛性 | |
| 押し方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 1 200 N | |
| 引っ張り方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 1.6 x F1 N / 1 200 N | |
| チューブ径 | 27 mm | |
| ピストンロッド径 | 10 mm | |
| 最小設置長さ（アイレットを除く） | 2 x ストローク + 110 mm | |
| ストロークC | 10 - 450 mm | |
| 伸張力F1 | 70 - 400 N | |
| 比率 (F2/F1) | < 1.6 | |
| リリース力 | 0.25 x F1 N | |
| リリース移動距離（短） | < 0.5 mm | |
| リリース移動距離（普通） | 2.5 ≤ x ≤ 3.5 mm | |
| 推奨設置位置 | 任意 | |
| 使用温度 | -10°C ～ +60°C | |
| 保管温度 | -20°C ～ +80°C | |
| 可能な特殊機能 | ||
| EasySwitch ES | - | |
| TimeReset TR | - | |
| OverRide OR | x | |
| ComfortReleaseLow CL | x | |
オイル室とチューブ末端にあるバルブの配置により、押し方向のロックは充填力に関係なく、機械的負荷限度まで剛性です。特殊な2チューブ構造により、特別に短い構造が実現します。これによって、極度に狭い取り付けスペースでありながら、力に関係なく、押し方向に剛性ロックが必要とされる用途が可能です。
| 仕様 | VOB 18-1 |
|---|---|
| ロック | 押し方向に剛性 |
| 押し方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 3 000 N |
| 引っ張り方向： 剛性（最大）/最大荷重 | 1.5 x F1 N |
| チューブ径 | 28 mm |
| ピストンロッド径 | 10 mm |
| 最小設置長さ（アイレットを除く） | 2 x ストローク + 90 mm |
| ストロークC | 20 - 300 mm |
| 伸張力F1 | 150 - 1 000 N |
| 比率 (F2/F1) | < 1.7 |
| リリース力 | 0.4 x F1 N |
| リリース移動距離（短） | - |
| リリース移動距離（普通） | 2.5 ≤ x ≤ 3.5 mm |
| 推奨設置位置 | ピストンロッド下向き |
| 使用温度 | -20°C ～ +60°C |
| 保管温度 | -20°C ～ +80°C |
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