SUSPAの企業行動規範/コンプライアンスガイドライン

SUSPAのバリュー

 

進歩、専門ノウハウ、持続可能性、他人の価値を認めること -
SUSPAの企業文化はこれらの価値観に基づいて形成されています。

「私たちの行動および行為はフェアで他人を尊重し、寛容で法律に準拠したものです。」

 

  • 1.序

    この行動ガイドラインは、経済的、社会的関係、特に顧客、サプライヤー、官庁との取引関係におけるSUSPAの全従業員の行動・行為の基礎になります。 このガイドラインは、関係者全員、特にSUSPAの従業員に、SUSPAでは常にフェアに、持続的に、つまり経済的で環境にやさしく、社会的に責任を持って行動し、後述するガイドラインを守るよう常に努力することを示すのが目標です。この目標は特に増益、各個人のインテグリティ、同僚同士または第三者とのフェアな付き合いといった価値観に基づいて定められています。私たちの社会的責任はこの価値観を重んじ、持続的に収益を上げる企業経営部にも反映されています。社会的責任は当社が長期的に成功していくために欠くことのできない要素です。

  • 2.適用範囲

    この行動ガイドラインはあらゆる社会的行動に関する適用法律を基にした社内規範(行動指示)で、これを守ることが義務付けられています。このガイドラインは全従業員、特にSUSPAグループで働く者や契約パートナー、試験準備のために研修を受けている者、研修者などに適用されます。

    地域の特別な事情により、より広範囲に有効な行動規則が必要となることもあり、個々のケースに応じて現地の人事部門と定めます。

    全従業員はこのガイドラインを遵守し、それによってSUSPAの企業全体のイメージをサポートし、企業の成功に役立つよう勧められています。

  • 3.一般的な行動規則

    各個人の人格および尊厳は尊重しなければなりません。SUSPAでは日々の付き合いにおいて、信頼に満ちた人間関係をもつことが当たり前のことと見なされています。このことは要求され、奨励されています。問題がある場合は、オープンに話し合わなければなりません。SUSPAではオープンで寛容でフェアな環境が作られています。

    そのためにSUSPAでは明確な指導原則と行動原則を策定し、これを義務化して意思の疎通を行っています。全従業員が自分たちの行動によって、プラスの仕事環境が生まれ、モチベーションが高まり、感動できるような企業になるよう期待されています。

    指導部は寛容でフェアな付き合いを奨励し、オープンに考えをやり取りできる仕事環境を作り出します。受け入れがたい行動は防止し、争うが生じた場合はその仲裁につとめます。

    全従業員はその行動によって、SUSPA社および外部(取引相手に対しても、仕事外の活動においても)に対する社の評判を代表しています。

  • 4.取引相手および官庁に対する行動

    企業による、または従業員の自費による金銭、贈り物またはその他の金銭的価値を持つ利益の贈与を取引相手の従業員、公務員またはその他の第三者にSUSPAが注文または利益を得られるようにするという目的で行うことは、例外なく禁止されています。法律および企業内部のガイドラインを遵守しなければなりません。

  • 5.利益相反

    SUSPAの利害に反する、または従業員の決定に影響を及ぼす可能性のある個人的な取引は行わないでください。

    催しまたはビジネスランチへの招待は通常の業務上の共同作業の枠内で行われ、価値の面でも数量の面でも適切であり、異常ではない場合にのみ受け入れることが許されています。受け入れてよいか分からない場合は幹部の許可を取る必要があります。

    旅行および宿泊費用を取引相手が受け持つことは許可されていません(自社の子会社の場合は例外)。

    SUSPAの従業員またはその親族が取引相手または第三者から贈り物を受け取ってもよいのはその価値が30ユーロを超えない場合、贈り物が自発的に渡された場合で取引の決定に影響を及ぼさない場合に限ります。

    サプライヤーや顧客、または他の取引相手から金銭の授与または他の種類の利益を個人の利用/利得のために要求することは許されていません。

    従業員が取引相手から個人的な授与を受ける場合、通常の価格をそれに対して支払わなければなりません。

  • 6.財政的な関与

    SUSPAの従業員が、SUSPAの活動に直接または間接的に影響を与える可能性のあるような競争相手企業またはSUSPAの取引相手に参加することは、SUSPAの経営部の事前の承諾があった場合にのみ許可されます。ただし、株式上場の会社への参加で持ち株が5%以下の場合はこれに含まれません。

  • 7.汚職

    SUSPAでは従業員による、または取引相手側の贈収賄、またはいかなる形の汚職であれ、いかなる形の関与も、また黙認も厳重に禁止しています。

  • 8.企業秘密

    すべての従業員は、企業および取引に関するすべての秘密について、雇用期間中、そして雇用関係の終了後も沈黙を守ることが義務付けられています。

    ソフトウェアと情報技術の使用、およびセキュリティーへのアクセスに関するガイドラインを守ってください。データ保護に関するすべての規定を遵守しなければなりません。

  • 9.社会的責任に関する一般的な原則

    SUSPAは社会的責任を重視しています。この中には人権を守る、雇用の機会均等の原則を遵守する、性別、人種、障害、出自、宗教、年齢を理由とするいかなる形の差別も、また労働条件による搾取も行わないという義務も含まれています。

    SUSPAはいかなる形の強制労働、搾取、特に児童労働も認めません。

    SUSPAは法律で保証されている最低賃金またはそれぞれの労働市場を少なくとも規準とした適切な報酬を守ります。SUSPAは労働時間および休暇に関する国内法の遵守を保証します。

    SUSPAは労働の安全性および健康保護のためのあらゆる措置を保証し、少なくとも地域、国内、または国際的な規定を遵守するようにします。

  • 10.環境保護

    環境保護に関するすべての適用法、ガイドラインを遵守しなければなりません。特に環境汚染の進行を防止する、または削減し自然環境を守るために、SUSPAは環境を意識した従業員の行動を求め、それをサポートします。

  • 11.競合相手に対する行動

    SUSPAは適用される独占禁止法および商法、ならびに価格形成、競争に関する権利、消費者保護についての該当する法律を遵守します。これらの法律は価格または支払い条件に影響を与える、または許可されていない方法で自由な競争を阻害する談合や他の活動を禁じています。

    競争に関する情報を得るために当社では許可されている手段のみを用いています。刑罰または損害賠償を結果として伴い恐れのある違法な行為または方法を当社はけっして許しません。

  • 12.違反した場合の責任

    この行動ガイドラインに違反した場合、企業に多大な損害をもたらす可能性があることをSUSPAの各従業員は自覚しておかなければなりません。

    したがって、このガイドラインに違反した場合、懲戒処分、雇用関係の終了、または他の法的措置につながる可能性があります。

    このガイドラインが実行に移されているか注意し、従業員にこのガイドラインを周知徹底させることは各幹部の任務です。履行を怠った場合も同様に懲戒処分または法的措置につながる可能性があります。