ロック機能付きガススプリングは、ガスダンパー、ガス圧ダンパーとも呼ばれています。座席やベッドの位置を快適で安全に変更したり、機械のカバーを苦もなく、正確に操作したりするために、人間工学に基づいたデザインで快適性を実現するのに役立っており、その他多くの用途で使用されています。
SUSPAのロック機能付きガススプリングを使うと、弾性(「ばね」)であるか剛性であるかに関係なく、いかなるピストン位置でも可変ロックが可能になります。快適性と操作性の点で特にメリットとなるのが当社ならではの特殊機能です。
様々な取付部とリリース機構によって、当社の製品ラインナップは完璧なものとなっており、どんな用途にも最適なロック機能付きガススプリングをご利用いただけます。
ロック機能付きガススプリングとは?ロック機能付きガススプリングの構造は?ロックがかかっている場合、引っ張り方向と押し方向でどのような力が作用しているか?ここではロック機能付きガススプリングの最も重要な特性を紹介します。
ロック機能付きガススプリングは油空圧式調整部材です。
ロック機能付きガススプリングは圧力チューブ、ピストンロッドとピストン、そしてリリースピンによる作動制御するバルブによって構成されています。
バルブが開くとガススプリングが大部分の重力を担い、伸張力がユーザーのアプリケーション調整をサポートします。バルブが閉じると、ガススプリングがロックし、アプリケーションが希望の位置でロックされます。構造によってロックは弾性または剛性仕様になります。ロックされたガススプリングは窒素だけが充填されているので、弾性ロックを使うと、このスプリングが引っ張り方向と押し方向にばねのように振る舞います。
剛性ロックの場合、ロックされたガススプリングは引っ張り方向にも押し方向にも固定します。このことはピストンが動くオイル室がある特定のものであることによって実現します。室の配列に応じて、引っ張り方向と押し方向のロック力が最大になります。